生徒管理「オレンジリザーブ」って何ができるの?

生徒管理「オレンジリザーブ」って何ができるの?

2026年7月27日

教室を運営していると、生徒が増えるほど管理する情報も、スタッフが行う作業も増えていきます。

生徒の氏名や連絡先を管理するだけなら、表計算ソフトでも始められるかもしれません。しかし実際の教室運営には、授業予定、講師や教室の割り当て、出欠、振替、カリキュラムの進み具合、保護者との連絡、休会期間、教室の機材など、互いに関係する多くの情報があります。情報が別々の表やノート、担当者の記憶に分散すると、確認や転記に時間がかかり、引き継ぎもしにくくなります。

オレンジリザーブは、生徒情報を中心に、教室の予約・授業・指導記録・保護者対応をまとめて管理できる生徒管理システムです。

この記事では、オレンジリザーブで実際にできることを、教室運営の流れに沿ってご紹介します。

生徒の基本情報を、教室運営に必要な項目までまとめて管理

オレンジリザーブの生徒管理では、氏名やふりがなだけでなく、教室で日常的に確認する情報を一人ずつ登録できます。

  • 生徒識別ID
  • 氏名、ふりがな、性別、生年月日
  • 在籍状態
  • 入会日、退会日
  • メールアドレス、電話番号
  • 郵便番号、住所
  • 学校名
  • 教室を知ったきっかけ
  • 支払いに関する区分
  • 生徒のタイプ分類
  • 紐づく保護者
  • 送迎に関する情報
  • メモ、配慮事項

たとえば、授業前に配慮事項を確認したり、送迎についてスタッフ間で共有したり、入退会の時期を振り返ったりできます。単なる連絡先一覧ではなく、教室で生徒を受け入れるために必要な情報を一か所に集約できるのが特長です。

生徒一覧では、生徒名、識別ID、在籍状態で検索・絞り込みができます。人数が増えても目的の生徒を探しやすく、一覧から個別の生徒詳細へ移動できます。

登録、編集、削除などの管理操作はグループ管理者に限定され、一般ユーザーは必要な情報を参照するという権限の分担にも対応しています。教室内の全員が同じ権限を持つのではなく、管理を担う人と現場で確認する人の役割を分けられます。

生徒ごとのコースと学習状況が見える

生徒情報には、受講するコースを紐づけられます。複数のコースを受講する生徒にも対応し、生徒ごとにコースの追加・解除が可能です。

生徒詳細では、基本情報だけでなく、次の情報をまとめて確認できます。

  • 受講コース
  • コース別の授業実績
  • 月別の授業実績
  • 基本となる授業予定
  • 体験会予約の情報
  • 休会などの状態期間
  • 保護者情報
  • 連絡ノート

「この生徒はどのコースを受講しているか」「最近どれくらい授業を受けているか」「現在どこまで進んでいるか」を、別々の資料から探す必要がありません。生徒を起点に情報をたどれるため、保護者から問い合わせがあったときや、講師間で引き継ぐときにも状況を把握しやすくなります。

在籍・休会を月単位で管理

在籍管理では、生徒の休会期間を開始月から終了月までの期間として登録できます。期間にはメモも残せるため、必要に応じて事情や申し送りを記録できます。

また、教室に所属する生徒の状態期間をまとめて取得し、在籍管理表として月単位で確認できます。生徒の現在の状態だけを書き換える方法では、過去にいつ休会していたかが分かりにくくなります。オレンジリザーブでは期間として記録するため、休会の履歴を残しながら管理できます。

在籍、休会などの状態は契約プランの生徒数上限にも連動します。新しい生徒の登録時には、プランごとに設定された上限がシステム側で確認されるため、契約範囲を意識した運用ができます。

カリキュラムを「コース・カテゴリ・教材」の階層で整理

教室ごとの指導内容は、オレンジリザーブのカリキュラム管理に登録できます。

カリキュラムは、コース、カテゴリ、個別カリキュラムという階層で整理できます。たとえば「プログラミングコース」の中に学習テーマ別のカテゴリを設け、その中に実際の授業で取り組む課題を並べる、といった構成が可能です。

個別のカリキュラムには、名称や説明、所要時間などの情報を持たせられます。順番を設定しておけば、授業記録をつける際に次のカリキュラム候補を扱えます。生徒が受講しているコースと授業実績を結びつけることで、「何回授業を受けたか」だけでなく、「何を学んだか」を残せます。

さらに、カリキュラムと使用ソフトウェアを紐づけられます。教材の実施に必要なソフトウェアが分かるため、授業準備や利用できる機材の確認にもつながります。

カリキュラムは一覧から検索・閲覧でき、グループ管理者はコース、カテゴリ、カリキュラムの追加・編集・削除ができます。スタンダードプラン以上では、カリキュラムのCSVインポートにも対応しています。まとまった教材データを登録したい場合に、画面から一件ずつ入力する負担を減らせます。

授業枠を、教室・講師・定員と一緒に管理

オレンジリザーブでは、授業の時間枠を「コマ」として管理します。コマには、日付、開始・終了時刻、教室、担当講師、最大人数、備考などを設定できます。

授業の種類は「コマカテゴリ」で分類でき、カテゴリごとに名称や色を設定できます。通常授業、体験会など、教室の運用に合わせて枠を見分けやすくできます。コマカテゴリには、保護者が予約できるかどうかや、予約締切日数も設定できます。

ホーム画面には本日の授業予定が表示されます。コマごとに時間、教室、担当講師、生徒の予約状況を確認し、そのまま当日の授業画面へ移動できます。毎日の業務開始時に、その日の予定をすばやくつかめます。

授業予定画面では、期間を指定してコマと生徒の予定を確認できます。生徒を授業枠へ登録し、不要になった予定を削除することもできます。また、生徒の予定にはコースや授業番号を持たせられるため、受講回数を意識した管理が可能です。

定期授業はテンプレートと一括登録で効率化

毎週同じ曜日・時間に授業を行う教室では、同じコマを繰り返し作成する作業が発生します。オレンジリザーブは、この定期的な予定づくりを支援する2種類のテンプレートを備えています。

コマテンプレート

コマテンプレートには、次の内容を設定できます。

  • 曜日
  • 毎週または第何週か
  • 開始・終了時刻
  • コマカテゴリ
  • 教室
  • 最大人数
  • 担当講師
  • 保護者予約の可否
  • 備考

作成したテンプレートを使い、週単位または月単位で対象期間を指定してコマを一括登録できます。登録前には生成内容をプレビューでき、すでに存在するコマはスキップ対象として確認できます。

生徒授業予定テンプレート

生徒ごとに、どのコマテンプレートへ定期的に参加するかを登録できます。受講コースと備考も設定可能です。コマの一括登録時に「生徒の授業予定も同時に登録する」を選べば、授業枠だけでなく、テンプレートに紐づく生徒の予定もまとめて作成できます。

一括登録には履歴が残り、直近の処理内容を確認できます。必要な場合は一括登録を取り消す機能もあり、作成したコマと生徒予定の取消結果を確認できます。ただし、すでに授業実績が紐づくなど取り消せないデータは別途示される設計です。

定期クラスが多い教室ほど、毎月のカレンダー作成や生徒の割り当てにかかる時間を抑えられます。

当日の授業から指導記録まで、流れを止めない

「本日の授業」画面では、選択したコマの生徒や授業情報を確認し、授業実績を登録できます。

授業実績には、次のような情報を記録できます。

  • 授業日
  • 生徒
  • 担当講師
  • 受講コース
  • 授業番号
  • 出欠状態
  • 実施したカリキュラム
  • 次回候補のカリキュラム
  • 備考

実施したカリキュラムは複数登録でき、それぞれの実施状況も保持できます。生徒のコースや過去の実績をもとに、標準のカリキュラムや次の候補を取得する処理も実装されています。これにより、授業のたびに教材一覧を別資料から探すのではなく、生徒の学習履歴につながる形で記録できます。

登録した授業実績は一覧で検索・確認でき、詳細の表示、編集、削除に対応しています。生徒詳細からはコース別・月別にも実績を確認できるため、日々の記録がそのまま学習状況の把握に役立ちます。

振替を教室側と保護者側の両方から支える

欠席に伴う振替は、教室にとって確認事項が多い業務です。オレンジリザーブでは、元の授業予定から振替予定を作成し、振替先のコマへ割り当てられます。まだ振替先が決まっていない予定は保留として管理し、後から対象コマへ割り当てることができます。

グループ設定では、振替機能の有効・無効に加え、次の条件を設定できます。

  • 振替の有効期限
  • 振替対象となる元授業の締切
  • 振替先を予約できる締切
  • 振替時の通知先メールアドレス
  • 振替通知の有効・無効

保護者ポータルからの振替受付にも対応しています。保護者は自分に紐づく生徒の授業を確認し、条件を満たす振替先を選んで予約できます。システムは、受付期間、コマの定員、同じ時間帯の重複、同一予定の重複振替などを確認します。

振替機能を使わない教室では無効にでき、運用ルールに合わせて設定できる点も実務的です。

保護者ポータルで体験予約と振替を受け付け

オレンジリザーブには、教室スタッフ向けの管理画面とは別に保護者ポータルがあります。

保護者アカウントは、氏名、ふりがな、メールアドレス、電話番号、住所などを登録でき、生徒と紐づけて管理できます。保護者はメールアドレスへ送られるワンタイムパスワードによる確認、または設定したパスワードでログインできます。ログイン後はプロフィールとパスワードの更新も可能です。

保護者ポータルでは、主に次の操作ができます。

  • 自分に紐づく生徒の確認
  • 体験会として公開された授業枠の確認
  • 新しい生徒情報の登録
  • 体験会の予約
  • 振替対象授業と振替可能なコマの確認
  • 振替予約

体験予約では、生徒名、ふりがな、生年月日、性別、学校名、連絡先、住所、希望する生徒タイプなどを登録できます。予約時には定員や重複を確認し、予約内容を授業予定へ反映します。

体験会予約が入ると、設定に応じて教室側へ通知メールを送り、保護者へ予約確認メールを送信できます。振替についても、グループ設定で通知を有効にしている場合は教室へ通知できます。

電話や紙だけに予約受付を限定せず、保護者自身が利用できる窓口を用意することで、受付内容をそのまま生徒・授業データへつなげられます。

PDFの連絡ノートを授業実績に紐づけて保管

授業実績ごとに、PDF形式の「連絡ノート」を登録できます。連絡ノートの日付も記録でき、登録済みPDFの一覧表示、ダウンロード、削除に対応しています。1ファイルあたりの上限は20MBです。

授業で作成した連絡資料を個々の端末や共有フォルダだけに置くのではなく、対象となる授業実績と生徒に紐づけて保管できます。「どの生徒の、いつの授業に関する連絡ノートか」が管理データ上で結びつくため、過去の授業を振り返る際にも資料を探しやすくなります。

講師・教室・機材・ソフトウェアも一元管理

授業は、生徒とカリキュラムだけでは成立しません。担当する講師、使用する教室、教材を動かす機材やソフトウェアも必要です。

オレンジリザーブでは、次のマスタを管理できます。

  • 講師
  • 教室
  • ソフトウェア
  • 機器種別
  • 機材
  • 生徒のタイプ分類

機材には名称、機器種別、管理番号などを登録でき、インストールされているソフトウェアを紐づけられます。一方、カリキュラム側にも必要なソフトウェアを紐づけられます。システムには、カリキュラムに必要なソフトウェアと機材側のソフトウェア情報を照合し、利用可能な機材を解決する処理が用意されています。

「その教材を実施できる端末はどれか」という確認を、教材情報と機材情報の関係から行える設計です。パソコンやタブレットを使う教室、専門ソフトウェアを使うスクールにとって、授業準備を支える重要な管理機能です。

月次レポートで、教室運営を数字から確認

プレミアムプランでは、月次レポートを利用できます。対象の年・月を選び、次の指標を画面で確認できます。

  • 体験から入会への転換率
  • 退会率
  • 教室別の出席率
  • 講師別の出席率
  • 講師別の稼働コマ数
  • カリキュラム進捗が遅れている生徒

日々入力している生徒情報、体験予約、授業予定、出欠、カリキュラム実績が、教室運営を振り返るための数字につながります。

「感覚的には忙しかった」で終わらせず、体験者が入会につながっているか、どの教室・講師の授業が実施されているか、フォローしたい生徒がいないかを確認できます。現場の記録を、次の対応を考える材料として活用できます。

CSV出力で、集計やバックアップにも活用

スタンダードプラン以上では、次のデータをCSV形式で出力できます。

  • 生徒一覧
  • 授業実績
  • カリキュラム

期間などの条件を指定して必要なデータを取り出せるため、表計算ソフトで独自に集計したい場合や、社内資料の作成、データの保管にも活用できます。

オレンジリザーブの中で日常業務を行いながら、必要なときには汎用的なCSVとして扱えるため、教室独自の分析や既存業務との連携余地も残されています。

教室の規模と運用に合わせた料金プラン

オレンジリザーブには、在籍生徒数と利用機能が異なる3つのプランがあります。

プラン 月額 在籍生徒数 CSV出力・カリキュラムCSV取込 月次レポート
ライトプラン 16,000円 10名まで なし なし
スタンダードプラン 33,000円 50名まで あり なし
プレミアムプラン 55,000円 無制限 あり あり

契約は管理画面から行え、カード情報の登録・更新、プラン変更、解約に対応しています。決済・サブスクリプション管理にはSquareとの連携が実装されています。

また、未契約のグループには14日間の無料お試し期間が設定されています。試用登録では、メールアドレスへ送信されるワンタイムパスワードを確認したうえで、教室グループと管理ユーザーを作成できます。

※料金はシステム内の現行設定に基づきます。提供時の最新条件は申込画面でご確認ください。

安心して複数スタッフで使うための仕組み

スタッフ向け画面は、メールアドレスとパスワードでログインし、認証トークンを使ってAPIへアクセスする仕組みです。利用者は所属グループのデータだけを扱い、主要な取得・更新処理ではグループIDによる絞り込みが行われています。

また、教室内のユーザーには権限を設定でき、グループ管理者だけが生徒・保護者・カリキュラム・講師・教室・機材などのマスタを更新できます。一般ユーザーは、授業予定や生徒情報など、日々の業務に必要な情報を参照・記録できます。

運営会社向けのシステム管理画面は、通常の教室画面とは分離され、管理者フラグに加えてアクセス元IPを制限する仕組みが設けられています。

ユーザーごとに表示テーマなどの設定を保存でき、パスワード変更にも対応しています。複数のスタッフが、それぞれのアカウントで継続して利用するための基本機能が揃っています。

オレンジリザーブがつなぐ、教室運営の一連の流れ

オレンジリザーブの価値は、機能が多いことだけではありません。それぞれの情報が、生徒を中心につながっていることです。

  1. 保護者がポータルから生徒情報を登録し、体験会を予約する
  2. 教室には予約内容が通知され、授業予定に生徒が登録される
  3. 体験後に生徒の在籍状態やコースを管理する
  4. 定期授業のテンプレートから、コマと生徒予定をまとめて作成する
  5. 当日の画面で参加生徒、講師、教室を確認する
  6. 授業後に出欠、実施カリキュラム、次回候補を記録する
  7. 生徒詳細で学習履歴や連絡履歴を確認する
  8. 必要に応じて保護者が振替を予約する
  9. 月次レポートやCSVで教室運営を振り返る

予約だけ、生徒名簿だけ、授業記録だけを別々に管理するのではなく、体験前の接点から入会後の継続的な指導までを一つの流れとして扱えます。

こんな教室におすすめです

オレンジリザーブは、特に次のような課題を持つ教室に適しています。

  • 生徒情報が複数の表や紙に分かれている
  • 毎週・毎月の授業枠と生徒予定の作成に時間がかかる
  • 生徒ごとのカリキュラム進捗を講師間で共有したい
  • 欠席や振替の受付・割り当てを整理したい
  • 体験予約を保護者からオンラインで受け付けたい
  • 休会期間や連絡履歴を後から確認できるようにしたい
  • 教室、講師、端末、ソフトウェアまで授業に合わせて管理したい
  • 日々の記録を月次の運営指標として見たい

生徒数が増える前に運用の土台を整えたい小規模教室から、複数の講師・教室・多数の生徒を抱えるスクールまで、規模に応じたプランを選べます。

まとめ

オレンジリザーブは、教室運営に必要な情報を「生徒管理」という中心軸でつなぐシステムです。

生徒の基本情報と在籍状況、コース、カリキュラム、授業予定、出欠・指導実績、保護者、体験予約と振替、連絡ノート、講師・教室・機材までを一元的に管理できます。さらに、テンプレートによる予定の一括作成、CSV出力、月次レポートを使い、日々の作業効率化から運営状況の把握までを支援します。

情報を探す時間や同じ内容を転記する作業を減らし、スタッフが生徒への対応と授業の質に集中できる環境へ。オレンジリザーブは、教室の日常に沿って、予約から指導、振り返りまでを支えます。